”オーガニック”の本当の意味。
「オーガニック」という言葉を探究すると、元々は「有機栽培」や「有機」という概念に根ざしています。これは、化学合成農薬や化学肥料を避け、土壌本来の力を活かし、環境負荷を最小限に抑える農法を指します。しかし、この概念は現在、農業や食品だけに留まらず、オーガニックコットン、オーガニックコスメ、さらには有機空間・デザインなど、私たちの衣・食・住全般に広がっています。
オーガニックは、人々や自然が無理なく共存し、健康的かつ無害な生活スタイルの象徴となっています。これは、人にも、脳にも、心にも、体にも、海にも、地球にも、優しい選択です。
日本の文化は、生活様式や衣食住の面で見れば、非常に洗練されたオーガニック文化を持つ世界的にも先進的な存在でした。便利さが優先される流れの中で、この伝統的なオーガニックの価値が忘れ去られつつありますが、世界的に見ればオーガニックカルチャーは発展し続けており、日本も再びその注目の中心に立つようになっています。
デザインにおいても、人、動物、植物、全ての生命を健康で幸せにする仕組みのこのオーガニックな背景に合致するような、有機的で人にも環境にも優しいデザインの創出を目指しています。クライアントの制作体制やデザインの最終目標に至るまで、オーガニックなアプローチで考え、素晴らしいデザインを共に創り上げ、自信を持って発表できるようにすること。これが私の願いです。さあ、オーガニックなデザインの可能性を一緒に探求しましょう。